ジニアス記憶術 大脳、小脳、脳幹について

ジニアス記憶術 大脳、小脳、脳幹について

一般に「脳」と言えば、大脳をのことを指します。
考える力、考える部分のことです。
正確に言いますと、
脳全体は大脳、小脳、脳幹の3部分に分割されます。
ジニアス記憶術 大脳、小脳、脳幹について

 

そのうち大脳が80%、大部分を占めています。
総司令室と言えます。

 

 

 

そして、小脳や脳幹は大脳から伝えられる命令や指示を
体の動作する部分に伝えるための補佐的な役割を担っています。

 

 

 

 

・小脳の働き

 

 

小脳は大脳からの大まかな運動指令を、
より細かい命令にして筋肉に伝えます。
体をスムーズに動かすため働きと言えます。
平衡感覚や視覚の情報をまとめたものにします。
姿勢を保つ動作も小脳の働きです。
主に細かい難しい動作に関する働きです。

 

 

 

自転車に乗るなどの体で覚える技は繰り返し練習すると
小脳と大脳(大脳基底核)がネットワークで結ばれてきます。
反復練習です。
鳥や猫などの動きの機敏な動物はこの小脳が特に発達しており、
本能的な動きや素早い小回りの効いた動作などは、
優れた小脳の働きによるものと言えるでしょう。

 

 

 

 

・脳幹の働き

 

 

脳幹は自律神経系やホルモン系の機能を担います。
呼吸や体温調整といった自律神経、
睡眠や性機能などの中枢です。
生きるための本能的な働きを担っています。
これが「は虫類の脳」と言える理由で、
生命を維持するために必要な動作
、働きを瞬時に判断し
身体の各部位に指令を送っているのです。
これはほとんどの生き物が持っている最低限、
保持しなければならない機能なのです。

 

 

 

 

 

・大脳の働き

 

 

大脳は、一般的に右脳と左脳に分けて考えられます
(特に、このようなジニアス記憶術を含め記憶のお話はそうです)。

 

 

 

更に、その脳科学では大脳を、後頭葉、頭頂葉、側頭葉、前頭葉の
4種類に分けるのが通例です。
大脳は4つの名称毎に次に述べる働きをしています。

 

 

 

後頭葉

 

 

後頭葉は4つの大脳葉の中で一番小さいです。
頭の後ろの方に存在しています。
視覚中枢を司っていて、視覚や色彩を認識します。

 

 

 

 

 

頭頂葉

 

 

頭頂葉は、文字通り頭のてっぺんにあります。頭頂部です。
痛みや温度、圧力などを感じる役割です。
身体の様々な部位からの伝わった感覚を統合します。

 

 

 

 

側頭葉

 

 

側頭葉は頭の側面、こめかみの近くに存在します。
嗅覚(きゅうかく、におい)、聴覚(きく)、情緒、感情などを司ります。
また言語や記憶にも深く関わっています。
側頭葉に問題が生じると、記憶障害、
思い出せないなどの問題を引き起こしてしまいます。

 

 

 

 

前頭葉

 

 

前頭葉は頭の前半分です。側頭葉の上前部にあります。
前頭前野、運動野、運動前野の3つに分けられます。
運動野は頭頂葉に接する部分です。
運動野の前方に運動前野があります。
この2つは、主に運動の実践や準備についての働きを担っています。

 

 

また前頭前野は思考や創造性を担当する
脳の最高中枢と言われています。
生きていくための意欲や情緒、記憶、
その感情の実行機能などを司っています。
以上のことから前頭前野は脳全体の司令塔、
司令官又は音楽団のタクト、指揮者などに
例えられることが多いのです。

 

川村明宏のジニアス記憶術

 

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