右脳と左脳の役割

右脳と左脳の役割

人間の脳には右脳と左脳があります。
同じ脳内とは言え、右脳、左脳は役割、働きが異なります。
一般的に、左脳は読み、書き、話す、計算などの言語、
文字の認識や計算と算数・数理的推理、
論理的思考などを担当します。
よく論理脳、デジタル脳と呼ばれます。

 

 

 

その一方、右脳は図形や映像の認識、
イメージの記憶、直感・ひらめき(いわゆる見たまま)などを司ります。
そのことから、右脳は全体的な情報処理を受け持つ
イメージ脳、感覚脳、芸術的な脳と認識されています。

 

 

 

中でも左脳は論理的思考を行うとして
動物の中で人間が最も発達している部分です。
左脳がよく例えられるのはコンピュータのCPUの役割を
果たしていると言われます。
記憶を留めるよりも、分析・解析を得意としており、
文字(受験で言えば現代文)や数字を論理的に
分析する働きをしています。

 

 

 

このため、記憶するための領域は右脳に比べて小さく
大量の情報を長い期間に渡って記憶するには
不向きとされています。
なるほど、一夜漬けは左脳を使うわけです。
気合で一日、二日なら覚えていられるわけです。

 

 

 

この左脳に対して、右脳はいわゆる五感を通じた
「イメージ認識」を得意としています。
瞬時に又は直感的に外部情報をありのままに、
見たままに認識し判断するため、
記憶容量は左脳に比べて大きく、
その処理スピードも左脳とは比べものにはならない程です。
特に、見たことによる画像・映像などのイメージ情報の認識は
精度が高く記憶力も高い、高機能だとされています。

 

 

 

 

このように、私たち人間の脳は全く役割の違う左脳、
右脳の働きによって
優れた判断力と記憶力を兼ね備えているわけです。
この2つの働きを上手に使いこなすことで、
他の動物には見られない程の記憶力と分析力を発揮できるのです。

 

川村明宏のジニアス記憶術

 

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